しなやかパーカー現状報告

私は12/4(月)に三重県四日市に行き、【百姓・しなやん】に初めて出会いました。しなやんこと阿部俊樹さんはしなやかファームきゅうりを作っています。

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しなやん[/caption]

私が思う農業とは、命を育て、人が食べ、土に還す【命の循環】をする取り組みだと認識しています。

そんなしなやかファームでアパレル部門を今回ご縁があって、私、前田スコップ智章が立ち上げることになりました。

第一弾はしなやかパーカー作りです。

● しなやかパーカーのコンセプトについて

そんな命の循環に携わるしなやんや、しなやんの取り組みに共感する人達が着るパーカーは、捨てられてしまうような服を、再生して永遠に着続けられる物が良いと感じています。

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recoverという概念[/caption]

私はrecoverという考え方に共感しています。

recoverとはお世辞にもカッコいいとは言えないプリントの服を染め直して、新しくセンスの良い、プリントを施し再生して世に送り返す、という考え方です。

あるいは、私がアパレル販売をしていた時、売れ残った服が新品なのにもかかわらず処分されるという、大量生産・大量廃棄の現実を目の当たりにして、悲しく感じ、その現状をどうにかしたいとも思っていました。

● アイデアよりも行動で示したい

もし、このようなアイデアが生まれたとしても、今までの私なら『あんなことをしたい・こんなことをしたい』と絵空事をつらつらと吐き出すだけで終わっていたと思います。

実際にそうなりかけていました・・・。

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#橋爪大輔という男[/caption]

そこへ、橋爪大輔(大ちゃん)に「口だけのイメージで、現物が見えないと想像もできないし、スコップの意図する事が伝わりにくい」と言われました。

衝撃でした。

そう!私は、いつも口だけで形にしないので、相手にうまく伝わらず、どれだけ熱意を持って話しても、伝わっていなかったことに気づかせてもらいました。

そこで私はすぐに行動に出ました!

● 具体的な行動

【行動その①】
変なプリントの安いパーカーを買う

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アメリカ村で一枚¥980で購入[/caption]

▲わかったこと
  • 古着屋さんといえど、厚手のパーカーは、意外に高い

▪️対応策

✔︎メーカーの不良在庫の、処理屋さんに問い合わせ中

✔︎大手古着屋さんに問い合わせ中

✔︎ヤフオクでまとめ買の、古着を入札中

行動その②
染料を買って自分で染めてみる


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自宅の浴室で染色に挑戦[/caption]

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手に色がつく[/caption]

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染めたパーカー[/caption]

お風呂場で染めてみたら重労働ではあったが、染められないことはない事がわかった。

▲わかったこと
  • 手袋をしないと手に色がついて取れない
  • 染料(パーカー1枚分500円)や大量の塩(250g分)にお金がかかる
  • 水洗いと、乾燥機、にも時間や設備が必要
  • 所要時間約4時間

以上のようなことから、1日2枚程度染めるのが限界だとわかった。

■対応策

✔︎現在、生野区の染色工場に問い合わせ中

行動その③
センスの良いプリントをしてもらう


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ザ・オープン・ノエ[/caption]

友人(城東じゃーなるの美浦さん)から、プリントをメインとしたアパレルブランド【ザ・オープン・ノエ】を運良く紹介してもらえました。

▲わかったこと
  • シルクスクリーンというプリントは、版を作る必要があるので、版代(5000−10000円)とインクが一色毎(一色800円)にコストがかかる
  • 金額だけなら他のプリント方法もあり(インクジェット、転写プリント)は低価格

しかし、今回は【ザ・オープン・ノエ】の代表のナオキ作っている服がかっこいい事・彼の夢が自分のブランドを持つ事だったので、是非応援したいと思い協力をお願いしました。

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ナオキ[/caption]

彼が、私の今回の行動に興味を持ってくれたこともあり、プリントはシルクスクリーンにこだわることに決定。

しなやかパーカーのプリント位置を確定せせるためにプリントできる範囲全てにサンプルプリントを、してもらっています。

※ 12/21に受け取り予定

【新たな動き】

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タイガーストライプ[/caption]

偶然立ち寄ったお店でタイガーストライプのパーカーに出会いました。

この柄でパーカーを作って、経年劣化させた後、recoverをする。すると、表向きは黒っぽい色になるけど元の色が少し残るため、ほんのりと迷彩柄が浮き立ち、めちゃくちゃかっこよくなると思いつき、サンプルの作成に着手しています。

〔迷彩柄がおすすめな理由〕
  • まず第一に私がとても好きな柄
  • 迷彩柄は汚れも目立ちにくく、しなやんのオーバーオールのインナーにもよく似合い、農場でも街でも着られるデザインなることは間違いないと確信

最終の問題として、パーカーのどの部分に何色のプリントを施すのか今、正に沢山のサンプルや、雑誌、ウェブを貪って、取捨選択している最中です。

《追記》

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久高島の一本道にて[/caption]

現在、沖縄県の久高島でこのブログを書いています。

ここには、車の騒音や人々の喧騒はなく、木々が風で揺れる音や、動物の鳴き声だけが聞こえてくる空間です。

そこで、感じたことは沢山の服や靴はもう必要がない、最低限の持ち物で工夫して暮らしていけるのではないかと思うのです。

色が褪せてしまったり、破れてしまった服を着ていても誰も気にしたりする人はここにはいないでしょう。

だからこそ、

“モノを捨てない社会”

が今後必要不可欠になっていくのではと思えてなりません。

私の好きを詰め込んだ初めてのスコップブランド・しなやかパーカーを実現します!!

SCOOP U ONLINESTORE

あなたの生活がきっと豊かになる普段着、ワンピースやユニセックスアイテムをパーソナルスタイリストの私の視点から厳選しました。 あなたをスコップ(掘り下げる)するとこんな服が今の気分にぴったりだと嬉しいです。

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